INTERVIEW
宮崎工場 縫製課 内村純子

~人材育成~

私達の工場では素材に合ったモノ作りをする為に、生地試験や素材解析のデーターを活用し、縫製していく事で生地がどんな動きをするか、どんなことに注意が必要か、どんな仕上がりになるのかを予測したデーターを読み取っていきます。まず生地をリラックスさせ本来あるべき状態に生地を戻します。そしてその生地の試験結果をパターン・裁断・縫製・仕上げプレスに反映させています。

縫製では素材に合ったミシン調整や糸調子の取り方などがオペレーター自身で出来るように教育し不良品の出ないモノ作りを目指してます。
現在、小ロット・短納期生産に向け、多能工教育に力を入れています。
以前は大人数で単工程の単純作業でしたが、少人数・多能工にシフトしどのような工程も対応できる人材を増やし極小ロットを一人で縫製するセルラインを増やしていきたいと思っています。
セルライン育成では、パターンの見かた・縫製手順や手法・品質確認の仕方などを指導し、パーツの取り置きなど無駄な動きを無くし作業効率・生産性を向上できる工夫をしながら育成しています。
新人育成も初めから多能工(少人数)ラインに配属し、セル生産やライン長候補育成など、若手を中心とした人材育成にも取り組んでいます。

工場の顔になるサンプル縫製では、ライン長が迷わず指導できるように、パターン担当やサンプル縫製担当で作り込みを行い、最適な設備やアタッチメントなどの選定や、どのような手順で作り上げるのがベストなのかを考え、縫製仕様書や工程分析(作業手順)を作り上げ、縫製ラインに落とし込んでいます。