INTERVIEW
米沢工場 製造部長 多田和昭

~ 継承 ~

旧東京スタイルソーイングの時代から40年、工場の歴史と共に歩んできました。
今は製造部長として工場全体の目配りもしていますが、自身の主な業務としては裁断に関わる部分になります。生地は服を構成する上で一番の顔であり、価値観を感じさせるモノです。メーカー様の多様化する要求に対応するためには、日々素材に向き合い、素材感を活かした状態で縫製に繋げ、お客様に喜んで頂ける製品をお届けすることを大事にしています。

時代と共にCAD・CAMも進化し設備投資も進んでいますが、特殊な素材・柄合わせや細かいパーツの裁ち合せなどはまだまだ人間の手が必要とされる工程が残されています。今はまだ自身で賄っていますが、これからは若いスタッフに経験を積ませることで技術を継承していくことも自身の役割だと認識しています。

有難いことに米沢工場では若いスタッフが毎年複数名入社をし、日々研鑽を積んで成長しています。その補助となり、時には優しく時には厳しく指導を繰り返し、工場としてのレベルアップに繋がるように導くことをこれからの課題として、自身の役割を果たしていきたいと思っています。